今日の花はテイカカズラ [白色の花]
定家葛は、つる性の花木で本州の秋田より南、四国、九州に自生します。
茎はつる状で細長く伸びて、そのままでは直立することができませんが、茎のところから気根という根を出して、それを他の木などに付けて成長していきます。大きくなると10メートル近くにまでにもなり、茎の太さは直径3〜4センチにもなるそうです。
花は、5月~6月頃に咲かせます。花は房状の花序が垂れ下がったところに付き、花弁の基部は筒状で先端は5つに裂けて5枚に広がります。花の印象はプロペラのようですね。また、ジャスミンのような芳香を放ちます。
定家葛の名は、式子内親王を愛した藤原定家(小倉百人一首でも有名な歌人)が、死後も彼女を忘れず、ついに定家葛に生まれ変わって彼女の墓にからみついたと言う伝説からだそうです。
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