今日の花はススキ [白色の花]
今日の花「薄(ススキ)」は、中国など東アジア原産のイネ科の多年草です。
尾花ともいい秋の七草のひとつ、又「茅」と呼ばれ有用植物です。
屋根に使われたり、家畜の飼料に利用されていますね。(^^♪
平地からやや高い山までの高原、草原、道端などに広く見られます。
日当たりの良いところに群生します。
丈夫な根を持ち、穂の長さは15cm以上になり銀色に光る毛(芒のぎ)が、
風に乗って種を飛ばします。
冬には地上部が枯れてしまいますが、また新芽を出します。
しかし、私の近所にはススキは余り見かけなくなりました。
外来種の背高泡立草などにかなわないのでしょうか?(^^♪
ススキの「スス」は葉が真っすぐにスクスク育つことを表し、
「キ」は芽が萌え出る意味の萌(キ)だと言われています。
漢字では「薄」又は「芒」と書きます。(^^♪
今日の花はホトトギス [紫色の花]
今日の花「杜鵑草」は、日本の特産種で主に太平洋側に自生する多年草です。
秋になると、私の近所でも案外よく咲いているのを目にします。
葉の大きさは、2~3cmで紫色の斑点のある不思議な花を
茎先に1~3輪上向きに咲かせます。
若葉や花にある斑点模様が鳥のホトトギスの胸にある模様に似ているところから。
植物は「杜鵑」、鳥は「不如帰」ですね。(^^♪
今日の花はガウラ [白色の花]
今日の花「ガウラ」は、北アメリカのテキサス・ルイジアナ原産のアカバナ科の植物です。
毎年花を咲かせる多年草です。
長く伸びた茎の先に少しピンク色の白い花を春~秋の長い間、絶えることなく咲かせます。
放任でもよく育つ強健な植物です。
花の大きさは1.5cm程で、細長い花茎に小さな花をたくさん付けます。
雄しべと雌しべは、花の中心から飛び出ています。
花茎が風に揺れてる姿は、たくさんの蝶が待っているようです。(^^♪
ギリシャ語のガウロス(華麗な、堂々とした、の意味)にちなんで
花姿の美しさに由来する(^^♪
今日の花はハナキリンソウ [桃色の花]
今日の花「花麒麟草」は、アフリカ・マダカスカル島原産の
茎にトゲのある多肉植物です。
茎は太く乾燥に強く、花も葉も主に茎先に付きます。
赤い花に見えるのは「苞ほう」が色付いたものです。
英名の「キスミークイック」は、花の形を女性の赤い唇に見立てたもののようです。(^^♪
サボテン科の植物でモクキリンに姿が似ていることと、
一年中花を咲かせるところから「花麒麟草」です。
今日の花はコスモス [桃色の花]
今日の花「コスモス」は、熱帯アメリカ原産のキク科の一年草です。
春~初夏に種をまいて、夏~秋にかけて花を楽しむ春まき一年草です。
日本では、秋に桜のように群生して咲くことから「秋桜」と呼ばれています。
近所にコスモスの群生がないのが残念です。(^^♪
コスモスの語源は、ギリシャ語の「秩序」「飾り」「美しい」と
いう意味の Cosmos に由来します。
このことから、星が綺麗にそろう宇宙のことを Cosmos と呼び、
花びらが整然と並ぶこの花を「コスモス」と呼びます。
今日の花はミズヒキ [赤色の花]
今日の花「水引」は、日本、中国原産の蓼科の多年草です。
葉は広い楕円形で、葉の表にハの字模様がある種類があります。
花は、長い茎(花序)をたくさん伸ばして小さな赤色の花をまばらに付けます。
花に見えるのは花弁ではなく「萼がく」で、
先が4つに裂けていていて、そのうち3枚が赤く1枚が白です。
今回の写真のものは、まだ咲いていないようですね。(^^♪
紅白に見える花序が、水引に似ているところから「ミズヒキ」です。(^^♪
今日の花はヨウシュヤマゴボウ [白色の花]
今日の花「洋種山牛蒡」は、北アメリカ原産のヤマゴボウ科の多年草です。
日本では、明治初期以降に渡来した帰化植物で各地で雑草化しています。
高さが2m程になり茎は赤く、葉は大きく秋に紅葉します。
白色の花は小さく余り目立ちませんが、
初秋に存在感のあるブドウのような黒い実をたくさん付けます。
在来種にゴボウによく似たヤマゴボウという植物があり、
そのヤマゴボウによく似た北米原産の植物なことから「洋種山牛蒡」です。
今日の花はランタナ [桃色の花]
今日の花「ランタナ」は、世界の熱帯地域で広く野生化している低木です。
耐寒性も比較的あるので、関東地方南部では戸外でも冬越します。
開花期が紫陽花とほぼ同じで、
色の変化があることから紫陽花の仲間と勘違いされますが、別の植物です。
カラフルな小さな花がボール状にまとまって咲く姿は素敵ですね。(^^♪
ラテン語で曲げるという意味の Lentare が語源です。
花の色が次第に変化することに由来します。
今日の花はハナミズキ [白色の花]
今日の花「花水木」は、メキシコ原産のミズキ科の落葉高木です。
春には白色の花を付け、晩夏から秋にかけて赤い実をつけます。
そして、晩秋の頃には紅葉しますので、一年を通して楽しめますね。
つい一青窈さんのハナミズキを口ずさんでしまいます。(^^♪
ミズキの仲間で花が目立つところから。
アメリカ原種で日本の近縁種のヤマボウシに似ているところから「ハナミズキ」。
今日の花はサルビアコクシネア [桃色の花]
今日の花「サルビアコクシネア コーラルニンフ」は、熱帯アメリカ原産のシソ科の植物です。
花の色からサンゴの妖精と言われる綺麗な色の花を咲かせます。
花の上唇が小さく白に近い薄いピンク色で、下唇が大きくサンゴ色(coral-pink)をしています。
他のサルビアなどより少し背が低く感じます。
属名がラテン語の Salveo(健康)Salvare(治療)の意味で
薬用になるものが多いことからです。
種小名の Coccines(緋紅色)で紅色の花を咲かせるところからです。
今日の花はイワシャジン [紫色の花]
今日の花「岩沙参」は、日本原産のキキョウ科の落葉性多年草です。
晩夏~秋にかけて細い茎に釣鐘状の小さな花をぶら下げるように付けます。
花色は青紫色で先端が5つに切れ込み、
茎葉は線が細く草姿はとても繊細な雰囲気です。(^^♪
岩場などにしっかりと根を張る気丈な性質を持つ植物でもあります。
岩場に生える釣鐘人参の仲間ということから岩沙参です。
今日の花はキンモクセイ [橙色の花]
今日の花「金木犀」は、中国南部原産のモクセイ科の常緑性小高木です。
秋に小さな橙色の小花を固まって咲かせます。
日本には江戸時代に渡来して、モクセイの変種になります。
やはり、金木犀の一番の特徴は花の放つ心地よい芳香ですね。(^^♪
原種のギンモクセイが白い花を付けるのに対して、
橙色の花を付けることから金木犀です。