今日の花はユキノシタ [白色の花]
雪ノ下は、湿った日陰などに自生している植物です。
葉っぱは楕円形で、表は葉脈に沿って白い斑があります。裏面は赤味を帯びています。
花は、20~50cm程の葉茎を伸ばして沢山の白い花を咲かせます。
花弁は5枚で、上3枚(3〜4mm)は小さく、上2枚(15~20mm)は大きいです。
今日の花はカレンソウ [桃色の花]
蚊連草は、蚊を寄せ付けないゼラニウムの一種です。
元々ゼラニウムが持っている虫除け効果をより強くした種類です。
シトロネラとアフリカンゼラニウムの異種交配種です。シトロネラにはシトロネラールという蚊に対する忌避効果がある成分を含んでいます。
今日の花はムラサキツユクサ [紫色の花]
ムラサキツユクサは、温暖な地域を中心に約200種が分布するそうです。
青紫色の3枚の花弁の可愛らしい花を毎年咲かせる多年草です。
ムラサキツユクサには、草丈50cm花茎2cm程の青紫色の花を咲かせる「紫露草」と、少し大柄の草丈1m花茎4〜5cm程で、青紫、白、紅紫など色数が豊富な「大紫露草」があります。
一般に広く栽培されているのは、紫露草(ohaiensis)と大紫露草(varginiaoa)を掛け合わせた園芸品種のアンダーソニアナ(andarsoniana)という品種です。アンダーソニアナは、耐寒性があり花壇などによく植えられています。日本に自生するツユクサ(コンメリナ属)とは属が異なり別な植物になります。
今日の花はビヨウヤナギ [黄色い花]
枝先に花径5cm程の黄金色の花を上向きに沢山咲かせます。
花弁は5枚で花の真ん中に1つの雌しべがあって柱頭が5つに裂けています。その雌しべを取り囲んで沢山の雄しべがあります。雄しべは5つの束になっていて、花弁より長く伸びていて大変綺麗です。
今日の花は透かしゆりディメンション [黒色の花]
黒いユリは、大人の色気が漂う咲きっぷりが魅力的ですね。実際の花は、写真よりもっと黒いです。
鉄砲ユリとアジアンティックハイブリッドとの交配種だそうです。ネットで 調べると何処も品切れでした。とても人気があるようです。
花被片は6枚で、ユリの多くが鉄砲ユリのように横向きに咲くのに対し、真上に向かって咲いていました。
透かし百合とは、花被片の付け根付近がやや細く、すきまが見えるところからだそうです。
今日の花はアジサイ [紫色の花]
紫陽花の原種は日本に自生するガクアジサイです。ガクアジサイは、花序の周り縁取るように花を咲かせます。(最初の写真)
これを「額咲き」と呼ぶそうです。
一般的に紫陽花のイメージは、丸く小さな花が集まって咲くものですね。こちらは「手毬咲き」と呼ぶそうです。実は品種改良されたものだそうです。
紫陽花は、5月から7月にかけて開花して、白、青、紫、または赤い花を咲かせます。
一般に花と言われているのは装飾花で、雄しべと雌しべが退化していて(中性花と言います)、花弁に見えるものは萼(がく)が大きく発達したものです。
紫陽花は、土壌の酸性度pHによって花色が変わることが知られています。一般に酸性なら青、アルカリ性なら赤となります。
また、花色が変わるのは土壌の変化に関係なく、開花から日が経つに従って徐々に変化していきます。最初は花に含まれる葉緑素のため薄い黄緑色を帯びています。それが分解されていくとともにアントシアニンや補助色素が生合成されていって、赤や青に色付いていきます。更に日が経つと有機酸が蓄積されていくために、青色の花も赤味を帯びるようになります。これは花の老化によるものです。紫陽花の七変化と言うとこですね。